令和元年度草の根無償資金協力「クイーン・エリザベス公立病院マンモグラフィー機器導入計画」署名式(2020/4/2)

令和2年4月2日
加藤大使とヒーホンワイ事務総長による署名
保健・健康省幹部およびロドリゲス地方議会関係者
 2020年3月10日、大使公邸にて草の根・人間の安全保障無償資金協力の署名式が執り行われました。保健・健康省幹部およびロドリゲス地方議会関係者立ち会いの下、加藤大使とロドリゲス地方議会のヒーホンワイ事務総長が贈与契約に署名しました。
 
 乳がんはロドリゲス島の女性の間でもっとも多いがんにもかかわらず、現在、ロドリゲス島内唯一の総合病院であるクイーン・エリザベス病院にはマンモグラフィー機器がありません。検診を受けるには、モーリシャス島へ渡航しなければなりませんが、遠く、数週間以上の予約待ちが必要なために、検診を受けることができない女性が大勢います。
 
 供与額77,546ユーロの資金協力により、クイーン・エリザベス病院にマンモグラフィー機器が導入され、また技術指導も行われる予定です。
 
 この案件を通して、検診対象となる12,000人以上の女性が早期発見のための検診を島内で受けられるようになるだけでなく、モーリシャス島への渡航費削減によってロドリゲス地方議会の経費削減にもつながることが期待されます。