モーリシャス共和国に対する海難防止能力強化のための支援(無償資金協力)

令和3年6月9日
署名の様子
2月22日(現地時間同日)、モーリシャス共和国の首都ポートルイスにおいて、我が方、川口周一郎駐モーリシャス共和国日本国特命全権大使と先方レンガナデン・パダヤチ・モーリシャス共和国財務・経済企画・開発大臣(Dr. the Hon. Renganaden PADAYACHY, Minister of Finance, Economic Planning and Development of the Republic of Mauritius)との間で、海難防止能力強化のための支援を目的とした供与額6億円の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました。
 
モーリシャスは、インド洋の要衝に位置し、世界の海上交通の大動脈に面する海洋・民主主義国家として「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で最も重要な国の一つですが、小島嶼国であるため、海上保安インフラの整備が課題となっています。
本計画は、モーリシャスに対し海難防止関連機材を供与することを通じて、同国の海難防止能力の強化及び海上保安インフラの整備に寄与するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するものです。
昨年8月にモーリシャス沖で発生した油流出事故を受け、茂木外務大臣からジャグナット首相に対し、9月には、モーリシャスの復旧と復興に向け、迅速かつ中長期的な視点でこれまでに無い規模で協力を進める旨伝達し、さらに12月のモーリシャス訪問時には、その進捗状況を伝えたところですが、本計画はその協力の一環として実施するものです。