日本文化イベント「Sun Rises」の開催5《版木画展編》

令和4年9月9日
展示会の様子
展示会の様子
全5編にわたるイベント活動報告の最終編は、8月31日(木)から9月6日(火)にわたって開催した中島通善氏の版木画展です。
 
同展示会はコーダン・アート・センター内のPlyagroundにて催され、200名以上の方にご来場いただきました。
 
版木画とは、「版木の彫りと摺りがつくる画」といった意味を表し、中島氏によって確立されました。基本的には「浮世絵木版」と同じ道具と材料を使った手仕事ですが、中島氏は自画・自刻・自摺を行うことによって木目が摺り出された透明感のある鮮やかな摺りを編み出し、その技法を用いて作品を一つ一つ創り上げます。
 
今回の展示会では中島氏の作品のうち29点が展示され、すべての絵のモチーフや構図は、中島氏が幼い頃からの東京での生活体験の記憶から創作されたものです。中島氏は「それは決してノスタルジアをテーマにしたものではなく、今も日常の生活にあるし、将来の日本にあってもおかしくない風景や風情であると信じているからです。」と語っています。
 
今回のイベントテーマである「Sun Rises」は、人はどんな状況であれ何度でも輝く、という思いが込められています。同イベントを通じてモーリシャスの方々に日本文化を知って、触れて、感じてもらい、相互理解を深めるきっかけになったと信じています。
 
同イベントは、他にMOL (Mauritius) 社、 Toyota (Mauritius) 社、 ABC Automobile、 Sugar Beach Resort、 Purple Blue Medical社、JKalachandの協力を得ました。