モーリシャス共和国に対する保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善のための支援(無償資金協力)

令和4年9月29日
署名のシーン
公文交換シーン
9月29日(現地時間同日)、モーリシャス共和国の首都ポートルイスにおいて、我が方、川口周一郎駐モーリシャス共和国日本国特命全権大使と先方レンガナデン・パダヤチ・モーリシャス共和国財務・経済企画・開発大臣(Dr the Hon Renganaden PADAYACHY, Minister of Finance, Economic Planning and Development of the Republic of Mauritius)との間で、同国における保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善のための支援を目的とした供与額5.5億円の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました。署名式にはカイレシュ・クマール・シン・ジャガットパル・モーリシャス共和国保健・健康大臣が同席しました。
 
モーリシャス共和国の死因第1位(21.1%、2020年)は糖尿病であり、特に、糖尿病が引き起こす合併症である泌尿器疾患、心疾患、神経障害や血管障害による四肢切断の患者数が多い中、一部の公立総合病院では、最新医療機材の不足から、適切な医療なサービスが提供できずにいる状態が続いており、人道的観点から喫緊の課題となっています。
本計画は、モーリシャス政府に対し日本企業製品を含む医療機材(高度医療検査機器等)を供与することにより、同国の保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善を図り、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与するものです。