令和4年度草の根文化無償資金協力「大陸間奴隷博物館改修計画」引渡式

令和6年9月10日
pic 菅大使によるスピーチ
pic 記念プレート除幕式の様子
pic エレベーター引渡しの様子
pic 供与されたエレベーター
pic 博物館職員より説明を受ける菅大使
pic 集合写真
pic インタビューを受ける菅大使
2024年9月10日、大陸間奴隷博物館にて草の根文化無償資金協力の引渡式が執り行われました。同式典には、菅大使およびシモネ同博物館理事長をはじめティーラック芸術・文化遺産大臣や大陸間奴隷博物館関係者を含む関係者が多数出席しました。
 
大陸間奴隷博物館は、モーリシャスの首都ポート・ルイスに位置し、当国において現存する最も古い建物の一つであるとともに、奴隷によって1740年代に建てられた軍病院を改修しており、奴隷制社会(奴隷制歴史)における重要性の高い歴史的建造物です。同博物館に隣接するアープラヴァシ・ガートは国際的な労働力大移動の先駆けとなった証として評価され2006年にユネスコ世界遺産(文化遺産)登録されています。
 
これまで同博物館内には、バリアフリーの設備がなく、3階建ての博物館建物内の階段は幅が狭く急であり、障害者・高齢者によるアクセスが非常に困難な状況でした。
 
今回、供与額48,505ユーロの資金協力により、エレベーター1台(三菱エレベーター製)が整備されました。この案件を通して同博物館へのアクセスが改善されたことで、より多くの訪問者が大陸間における奴隷制歴史について探求し、学び、参加し、そして発信することが可能になりました。
 
モーリシャス国営放送局(フランス語)—34分28秒より:
https://mbcradio.tv/article/le-journal-t%C3%A9l%C3%A9vis%C3%A9-%E2%80%93-septembre-10-2024