令和6年度草の根無償資金協力「ロドリゲス島職業訓練校機材整備計画」署名式

令和6年11月6日
菅大使によるスピーチ
署名の様子
菅大使、ラヴィナ青少年スポーツ委員長、ラヴィナ・ロドリゲス地区若者協議会代表
集合写真
ロドリゲス地区若者協議会の皆さん
木工訓練校視察の様子
職業訓練プログラムの受講生との集合写真
インタビューの様子
2024年11月6日、ロドリゲス地方議会にて令和6年度の草の根・人間の安全保障無償資金協力の署名式が執り行われました。菅大使とラヴィナ・ロドリゲス地区若者協議会代表は、ラヴィナ青少年スポーツ委員長、レオポルド・ロドリゲス地方議会議長をはじめ多くの関係者の立会いの下、「ロドリゲス島職業訓練校機材整備計画」の贈与契約に署名しました。
 
ロドリゲス地区若者協議会は、2003年よりロドリゲス島内4拠点にて運営する職業訓練校「アトリエ・ド・サヴォワール」を通じて、年間約60人の中等教育中退者を対象に農業、機械・溶接、木工、製菓・調理、裁縫の5分野に関する職業訓練を無償で提供しています。同プログラムでは訓練終了後に就業や自営業が可能となるよう、技術の取得だけでなく、財政管理やマーケティングに関する授業も行います。これまで、同団体は各プログラムに必要な機材を20年以上にわたって使用してきましたが、旧式で故障が多く発生しています。さらにロドリゲス島では水不足が深刻な問題であり、学校運営に必要最低限の水が確保できない状況におかれています。
 
本プロジェクトにおいて、供与額22,922ユーロの資金協力により、新たにグリーンハウスや貯水タンク、溶接機、かんな盤等の農業、機械・溶接、木工用の訓練機材を整備します。この案件を通して、訓練生へより実践的な職業訓練かつより安全な学習環境を提供することが可能となり、訓練生の卒業後の就業や起業の機会の拡大、生計の向上に貢献することが期待されます。
 
また翌7日、菅大使は木工訓練校を訪問し、訓練の様子の見学や訓練生との交流を行いました。