令和5年度草の根無償資金協力「ポート・ルイス社会復帰支援車両整備計画」引渡式

令和6年11月19日
菅大使のスピーチ
車両の引き渡しの様子
裨益者との集合写真
供与された車両
菅大使とラムダン・バンダン人道・教育・解放プロジェクト代表
インタビューを受ける菅大使
2024年11月19日、ポート・ルイスにて令和5年度の草の根・人間の安全保障無償資金協力「ポート・ルイス社会復帰支援車両整備計画」の引渡式が執り行われました。同式典には、菅大使及びラムダン・バンダン人道・教育・解放プロジェクト代表をはじめとする関係者が多数出席しました。
 
モーリシャスでは社会問題の一つとして違法薬物の流通・使用が挙げられます。人道・教育・解放プロジェクトは、過去30年にわたり首都ポート・ルイスを中心に薬物依存患者およびその家族に対し、予防策の講習、カウンセリング、医師の診察、治療、社会復帰のためのリハビリ、フォローアップのための家庭訪問、アフターケア等を無料で提供してきました。しかし、これまで、同団体は車両を持っておらず、交通手段のない利用者に対して治療継続のための通院支援が提供できず、利用者の中には治療を継続できない結果、社会復帰が難しい状況におかれるケースが多くみられました。
 
今回、供与額20,176ユーロの資金協力により、新たに7人乗りの車両1台が整備されました。この案件を通して、NGOは通院のための交通手段を必要としている患者の通院支援を実施することが可能となり、患者の治療継続ひいては社会復帰を促進することが期待されます。