大使ご挨拶
令和6年1月29日
菅正広駐モーリシャス特命全権大使の着任のご挨拶
この度、駐モーリシャス日本国特命全権大使として着任しました菅 正広(かん まさひろ)です。着任に際し、ご挨拶を申し上げます。
日本とモーリシャスは、両国の先人達が連綿と紡いできた相互協力と相互理解という特別な友情の絆で結ばれています。強固な協力関係のもと、両国の友好関係をさらに発展させる橋渡しを務めさせていただくことを光栄に思うとともに、この重責に身が引き締まる思いです。
我が国は、インド太平洋地域において、法の支配を始めとする共通の価値や原則に基づく、自由で開かれた秩序を実現することにより、地域全体、ひいては世界の平和と繁栄を確保すること(自由で開かれたインド太平洋)を目指しています。モーリシャスは、潜在力溢れるアフリカと成長著しいアジアを結ぶインド洋上に位置し、法の支配・民主主義といった基本的価値観を共有する日本の重要なパートナーと考えています。また、投資協定の締結や外国投資誘致に積極的で、アフリカ内では秀でて投資環境が整っています。
我が国とモーリシャスは、1968年のモーリシャス独立以降、外交関係にあり、特に2017年に当館が開設されてから、二国間の関係は年々強固になっています。開発協力関係では、持続的な開発・経済成長を支えるための支援を目標とした協力を行ってきました。モーリシャスは、その地理的特性から、サイクロン等の自然災害や気候変動の影響に対し脆弱であり、被害を最小限にとどめる防災体制の構築が喫緊の課題です。気候変動に対する取り組みとして、多発する豪雨や洪水等に対する防災システムの整備や人材の育成を支援しており、自然災害だけでなく海難事故等への対応能力強化にも取り組んでいます。環境分野については、生物多様性に配慮した生態系保全や零細漁民を支援する取組を行っています。
また、広大な排他的経済水域を有するモーリシャスにとって、海洋安全保障は健全な経済活動を支える根幹です。インド洋圏の世界的な位置付け及びブルーエコノミーの重要性が益々高まる中、アフリカへの投資拠点となることをも目指すモーリシャスの貿易・投資環境整備や海上の治安対策の強化に向けて、沿岸警備隊、警察、司法等の包括的なガバナンス能力の底上げを支援していきます。
両国の関係をより一層堅固なものにしていくことが私に課せられた責務であると認識しております。
また、日本国大使館は在留邦人の皆様並びにモーリシャス国民と共にあります。皆様の安全・安心・健康・発展こそが私どもの第一の任務と考えております。
皆様との対話、そして皆様からのご示唆、ご助言を賜りながら、モーリシャスの国民・政府と協力し、任務を果たしていく所存です。
今後とも皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
日本とモーリシャスは、両国の先人達が連綿と紡いできた相互協力と相互理解という特別な友情の絆で結ばれています。強固な協力関係のもと、両国の友好関係をさらに発展させる橋渡しを務めさせていただくことを光栄に思うとともに、この重責に身が引き締まる思いです。
我が国は、インド太平洋地域において、法の支配を始めとする共通の価値や原則に基づく、自由で開かれた秩序を実現することにより、地域全体、ひいては世界の平和と繁栄を確保すること(自由で開かれたインド太平洋)を目指しています。モーリシャスは、潜在力溢れるアフリカと成長著しいアジアを結ぶインド洋上に位置し、法の支配・民主主義といった基本的価値観を共有する日本の重要なパートナーと考えています。また、投資協定の締結や外国投資誘致に積極的で、アフリカ内では秀でて投資環境が整っています。
我が国とモーリシャスは、1968年のモーリシャス独立以降、外交関係にあり、特に2017年に当館が開設されてから、二国間の関係は年々強固になっています。開発協力関係では、持続的な開発・経済成長を支えるための支援を目標とした協力を行ってきました。モーリシャスは、その地理的特性から、サイクロン等の自然災害や気候変動の影響に対し脆弱であり、被害を最小限にとどめる防災体制の構築が喫緊の課題です。気候変動に対する取り組みとして、多発する豪雨や洪水等に対する防災システムの整備や人材の育成を支援しており、自然災害だけでなく海難事故等への対応能力強化にも取り組んでいます。環境分野については、生物多様性に配慮した生態系保全や零細漁民を支援する取組を行っています。
また、広大な排他的経済水域を有するモーリシャスにとって、海洋安全保障は健全な経済活動を支える根幹です。インド洋圏の世界的な位置付け及びブルーエコノミーの重要性が益々高まる中、アフリカへの投資拠点となることをも目指すモーリシャスの貿易・投資環境整備や海上の治安対策の強化に向けて、沿岸警備隊、警察、司法等の包括的なガバナンス能力の底上げを支援していきます。
両国の関係をより一層堅固なものにしていくことが私に課せられた責務であると認識しております。
また、日本国大使館は在留邦人の皆様並びにモーリシャス国民と共にあります。皆様の安全・安心・健康・発展こそが私どもの第一の任務と考えております。
皆様との対話、そして皆様からのご示唆、ご助言を賜りながら、モーリシャスの国民・政府と協力し、任務を果たしていく所存です。
今後とも皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年1月
駐モーリシャス国駐箚 特命全権大使
菅 正広